先日、とても嬉しい出来事がありました。
イギリス人の若い男性が、ふらりとショールームに入ってきました。
しばらくオーナメントを眺めたあと、こう話してくれました。
「子どもの頃、このブランドのオーナメントが好きだったんです。」
彼が手に取っていたのは、イギリスの Tinker Tailor のオーナメント。
フェアトレードの理念のもと、職人たちの手仕事によって丁寧に作られているブランドです。
大量生産ではなく、
不当に安い労働力でもなく、
作り手の暮らしや誇りも大切にする。
私たちも、その考え方に共感して長くご紹介してきました。
その彼は、東京で暮らしているようで、
「まさか東京でまた出会えるとは思わなかった」
そう言いながら、気に入ったオーナメントを二つ選んでくれました。
決して安いものではありません。
でも、彼にとっては“買い物”というより、
子どもの頃の記憶を持ち帰るような感覚だったのかもしれません。
インテリアやオブジェは、生活必需品ではありません。
けれど、ときどき人の記憶や感情に静かに残り続けることがあります。
何年も経ってから、
「ずっと覚えていた」
「また出会いたかった」
そんな風に思ってもらえるものを、これからも丁寧にご紹介していけたらと思います。
