ミラーのサイズと選び方

ミラーの魅力

ミラーは、装飾的かつ実用的なインテリアの定番アイテムです。
ミラーは本来の機能に加え、様々な効果を空間にもたらします。空間を広く感じさせ、光を反射し、景色を写し、雰囲気を豊かにし、空間に魅力を加えます。
アートと同様に、ミラーは持ち主のスタイルや個性を反映するとてもパーソナルなチョイスとなるでしょう。
こちらのガイドを参考に、あなたにぴったりのミラーを見つけてください。

ミラーの大きさ

インテリアに確固としたルールはありませんが、スケールとバランスを考えることは大切です。
ミラーを選ぶ際は、ミラーを掛ける壁の広さと、掛けた時にミラーの周囲に生まれる壁の余白のバランスを考えましょう。特にその壁にアートや照明を取り付けたりする場合には重要です。
ミラーをインテリアの主役にしたいのであれば、大きな鏡を選ぶことを恐れずにトライしてみましょう。特大サイズの鏡は、バスルームやリビングルームで存在感を発揮します。鏡の周囲に余白のスペースを残すことを忘れずに。視線を集め、また空間にインパクトを与えます。

家具の上にミラーを掛ける場合(洗面台の上にデザイナーズミラーを掛ける場合も同様)、ミラーの幅は家具の幅の2/3から1/3程度にしましょう。ミラーの幅は、壁に掛ける場合でも、家具の上に置く場合でも、ルールとしては家具の幅よりもはみ出してはいけません。これは、暖炉の上に掛ける場合やマントルピースの上に置く場合でも同様で、ミラーの幅は暖炉の開口部より広いのが良く、マントルピースの幅よりははみ出さない方が良いでしょう。また暖炉の上に置くミラーの高さは、コーニスやピクチャーレールから5cm以上離しましょう。
もしあなたがミラーをアートの横に飾る、もしくはインテリアにアクセントとしてミラーを選びたいのなら、小さめのミラーを選びましょう。そうすることで、アートや他のインテリアの要素とミラーが喧嘩してしまうのを避けられます。
代わりに、例えば丸い小さなゴールドのミラーを3つ並べるなど、小さめのミラーをいくつか組み合わせるのはどうでしょうか。キラキラと光を反射し、部屋の中でのフォーカルポイントを作ります。

ミラーのかたち

コーヒーテーブルのサイズと選び方」や「ダイニングテーブルのサイズと選び方」で言及したように、正方形や長方形の形はフォーマルな印象を与え、空間の中に引かれるラインに視線を集め、堂々とした雰囲気となります。 たとえば、「Lexingtonミラー」のような長方形のミラーを横にしてソファやサイドボードの上に飾れば、空間の幅が強調されます。一方「Lexingtonミラー」を縦にしてコンソールテーブルの上に掛ければ、高さに注目が集まります。
正方形のミラーは、すっきりとした印象を与えます。

モダンなラウンドミラーやオーバルミラーは、非常に汎用性が高く、直線的なラインが多いインテリア空間の雰囲気を和らげ、バランスを取るのにも役立ちます。
Madison ラウンドミラー」のような大型のラウンドミラーは、空間のシンメトリーを強調するために使うと特に目を引きます。たとえば、コンソールテーブルの上に、中央に配置したり、広い玄関の両脇や、アートがかかった暖炉の両脇に2枚のラウンドミラーを掛けると、特にインパクトがあります。

Jewel ミラー」のようなオーバルミラーや少し涙型のミラーは、エレガントでフェミニンな印象に曲線的なフォルムが視線を集めます。

伝統的な形ではない鏡は、より遊び心があり、面白く、カジュアルです。その好例が、睡蓮の葉の有機的な形からインスピレーションを得た「Lilyミラー」です。アシンメトリーでありながらエレガントなフォルムは、単独でも複数でもうまく機能し、楽しさを感じさせます。

Lilyミラー、 Flintコンソールテーブル(フィニッシュ:フロランタンゴールド、テーブルトップ:大理石カラカッタ・オロ)

ミラーのスタイルとフィニッシュ

フレームを選ぶことで、その空間でのミラーの役割が決まります。金箔をあしらった豪華なフレームは目を引きますし、ミニマルなフレームは鏡が浮いているような錯覚を与えます。とはいえ、あなたのインテリアのスタイル、また選んだミラーのスタイルにとらわれることはありません。
デコラティブなフレームは伝統的なスタイルのインテリアによく合いますが、モダンでミニマルな空間にも非常にマッチします。同じことがコンテンポラリーなメタルフレームのすっきりとしたラインの鏡にも言えます。モダンなデザインと伝統的なデザインの組み合わせは、ダイナミックなエネルギーを生み出し、両方のスタイルの良さを増幅させます。
Lexingtonミラー」などの、ほとんどフレームがないようなミラーは、繊細でエレガンスです。ミラーの持つ装飾性が少なくなればなるほど、空間により溶け込みます。

トムフォルクナーのミラーのフレームは豊富なフィニッシュセレクションから、また、アンティーク加工のミラーなどもお選びいただけます。
ショールームで是非実物をご覧ください。

オーセンテリアの扱う様々なミラー

オーセンテリアでは、トムフォルクナー以外にも、様々なミラーを取り扱っております。それぞれのブランドの魅力が溢れるミラーをいくつかご紹介いたします。

モアソニエ – XIXTH CENTURY ETHNIC MIRROR

Moissonnier (モアソニエ)より、長方形のミラーをご紹介。クラシカルな空間にもモダンな空間にもマッチするデザインです。カラーは黒以外にも白やテラコッタ、またお好きなお色でご注文いただけます。

モアソニエ ミラーのページ一覧

マーギット ウィティッグ – Gold Oval Mirror, Antique Glass

ロンドンで活躍するアーティスト Margit Wittig(マーギット ウィティッグ)の、クラシカルでありながらコンテンポラリーな美しいオーバルミラーです。鏡の機能もありつつ、彫刻のようなテクスチャー溢れる質感のファンクショナルアートでもあるユニークなアイテムです。

マーギット ウィティッグ ミラーのページ一覧

ジュリアン・チチェスター – Countess Mirror, Small

Julian Chichester(ジュリアン・チチェスター)は、英国の伝統的な家具作りにインスピレーションを得ながら革新的なデザインを創造し続けるイギリスのインテリアブランドです。ベーシックな形から、個性的なデザインまでミラーのバリエーションも多く扱っています。

ジュリアン・チチェスター ミラーのページ一覧

以上、今回はミラーについてスポットライトを当ててご紹介いたしました。
大きさ、形、フレームやフィニッシュ、どこにどんな風に置くのかなどによって、あなたらしさが出るアイテムですね。鏡によって空間の広がりや、光を反射して明るさが増幅したり、ミラーがインテリアにもたらす影響は大きいので、ぜひ積極的に空間に取り入れてほしいアイテムです。
少しでもミラー選びのお手伝いが出来れば幸いです。気になるアイテムがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

こちらの記事はTom FaulknerのJournalの記事を元にオーセンテリアが編集、加筆したものです。

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