ロンドン デザインキッチンの照明とインテリア

ロンドンのデザインミュージアム(The design museum)内、新ダイニングスペース「デザインキッチン( The design Kitchen )」。
イギリスのデザイナー、マシュー・ウィリアムソン(Matthew Williamson)がインテリアデザインを手がけ、キュリオーサのウォールライト、ヴィンテージサイレーンが使われています。

「デザインキッチン」は、デザインミュージアムの2階に位置するラウンジスタイルの飲食スペースです。軽食やちょっとした休憩に、またイギリスのスパークリングワインで有名なナイティンバー(Nyetimber)とパートナーを組んでいて、スパークリングワインなどのお酒も楽しめます。
ホランドパークの緑あふれる景色を眺めながら、リラックスしたひと時を過ごすことができます。

インテリアを手がけたマシュー・ウィリアムソンは、そのユニークで比類のないパターンと色づかいでよく知られています。自身の名を冠したファッションブランドで20年以上にわたりキャリアを築き、その経験を生かしインテリアデザインの世界へと転身しました。
「色の魔術師」とも呼ばれるマシュー、彼の鮮やかで大胆なデザインの壁紙は日本ではマナトレーディング さんがお取り扱いをされていますので、名前をご存知の方も多いかもしれません。

インテリアを手がけたマシュー・ウィリアムソンとフラン・リー

この「デザインキッチン」は、マシュー・ウィリアムソンと、インテリアデザイナーのフラン・リー(Fran Lee)との共同のプロジェクト。「威圧感がなく、気分を高揚させながらもリラックスできる空間を」という思いのもとデザインされました。
大胆な色使いやこみ入ったパターンなどでよく知られるマシューですが、このプロジェクトではクライアントのニーズを優先し、彼のスタイルを少し抑えたことにより、印象的でありながら穏やかな寛ぎの空間になりました。

デザインをするにあたりマシューは窓から見えるホランドパークの景色にインスピレーションを受けました。様々なトーンのグリーンの豊かなパレットを使用し、生き生きとした空間を作り出しています。建築的なエッセンスを尊重しながらも、インテリアの各アイテムでコントラストをつけ、暖かみを感じるように配置していきました。ミッドセンチュリーの家具、手吹きガラスの照明、ベルベットやプリント柄の布張りを選び、家庭的でカジュアルな雰囲気を演出しています。

使用したキュリオーサのヴィンテージサイレーンは、合計13個壁に並んでいます。
厳選したヴィンテージの磁器のお皿を選び、ブルーとグリーン系の手吹きガラスと組み合わせています。透明や半透明のブルーグリーン系の手吹きガラスは、よく見ると形や大きさが違い、ヴィンテージの磁器もそれぞれ違ったデザインです。窓外の景色やグリーンを基調としたインテリアにマッチしながらも、暖かみのある光が美しく空間にアクセントとリズムを加えています。

ヴィンテージの噐たちは、まさに一期一会。その時々で取り扱いアイテムは異なります。どのヴィンテージの器にするのか、またガラス器の形(サイズ)は三種類、色は22色、組み合わせ方は無限大! あなただけのユニークなランプの完成です。
インテリアとのマッチングも、このプロジェクトのように同系色で合わせたり、アクセントカラーでスパイスをきかせたり…と、使い方も様々。選んで、合わせて楽しんでいただける唯一無二のアイテムです。

赤坂のショールームで実際にヴィンテージの器をお選びいただけます。ご興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。

(Photographs : Fran Lee / こちらの記事はCuriousaのJournalの記事を元にオーセンテリアが編集、加筆したものです。)

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