ダイニングテーブルを選ぶ際、どんなことを考慮すれば良いでしょうか。
ダイニングテーブルのデザインやスタイルももちろん重要ですが、機能性や使い勝手も重要です。自分のニーズに合った適切なサイズを見極めるために少し手間をかけるだけで、大きな成功につながります。
オーセンテリアの扱うブランドの一つ、トムフォルクナーは、ダイニングテーブルのオーダーメイドを行なっており、ご物件に合わせてどのようなサイズがベストかアドバイスも行っています。
今回はあなたにぴったりのダイニングテーブルを選ぶための検討要素やサイズガイドをトムフォルクナーのジャーナルを元にご紹介いたします。ぜひお役立てください。
Contents (この記事の内容)
ダイニングテーブルのサイズと選びかた
ダイニングテーブルを選ぶ際はまず、ダイニングテーブルをどのように空間に置きたいか、またどのように使いたいかを検討するところから始めると良いでしょう。
まずは、テーブルセッティングの範囲から考えましょう。テーブルセッティングのスタンダードな一人分の幅の目安は60cm、これを基準のベースラインとして覚えておくと役立ちます。リラックスした雰囲気がお好みなら、セッティング幅を最低50cmにするとよいでしょう。より余裕を持ったフォーマルな配置の場合は、グラスやカトラリーなど並べるものが多いので1セッティングにつき70cmの幅を見積もることをお勧めします。
もし長方形のダイニングテーブルを選んで、それぞれの長方形の短辺部分にも座席を置きたい場合は(いわゆるお誕生日席)、テーブルの長さを少し多めに見積もる必要があります。両サイドに各席を設けることを考慮して全長は、60cm x セッティング数 + 最低60cmの余裕を持たせましょう。
また、テーブルから壁や他の家具まで90cmの距離を確保しておくことを忘れずに、そうすることで快適に椅子を引くことができます。
この公式を念頭に計算し、標準的なダイニングテーブルのサイズは以下のとおりとなります。
長方形ダイニングテーブルのサイズ(短辺部分にも席を配置することとする)
6−8人用 :長さ 190cm
8−10人用 :長さ 220cm
10人用 :長さ 250cm
10−12人用 :長さ 300cm
円形ダイニングテーブルサイズ
4人用 :直径100cm
4-6人用 :直径120cm
8人用 :直径150cm
8-10人用 :直径170cm
オーバルダイニングテーブル
6-8人用 :長さ 190cm x 幅 110cm
8人用 :長さ 220cm x 幅 120cm
8-10人用 :長さ 250cm x 幅 120cm
10−12人用 :長さ 300cm x 幅 140cm
一般的に、ダイニングテーブルの幅の目安はイギリスでは約100cm、日本では90cm。中央に大皿を並べたり、飾り付けをしたりすることができます。しかし、幅は個人の好みの問題です。もっと親密な席が好きで幅を80cmにしたい人もいますし、もっと広々としたダイニングテーブルを好み正方形のテーブルを選ぶ人もいるでしょう。
さて、あなたにとっての完璧なテーブルを探し始めると、他にも考慮すべき点が浮かんでくるはずです。
たとえば、ダイニングテーブルの脚がそのテーブルの収容人数にどのような影響を与えるかを考慮しましょう。場合によっては、テーブルの脚と席がぶつからないように座席の配置を考えなければならず、脚の位置によって収容できる人数が限られてしまいます。
トムフォルクナーのダイニングテーブルの多くは、脚が天板の真ん中に位置する「ペデスタル・ダイニングテーブル」です。 ダイニングテーブルの収容人数を最大にし、座席の配置をよりフレキシブルにすることができます。また、あなたが望む効果を得るためには、テーブルのどの形が最も適しているかを検討する必要があります。さっそく見ていきましょう。
長方形のダイニングテーブル
長方形は伝統的なダイニングテーブルの形です。シンプルでわかりやすいので、どのサイズが最適か簡単に判断できます。
ダイニングテーブルを最大限に使いたいなら、席も考慮することが大切です。アーム付きの椅子を選ぶとよりスペースが必要になります。あまり堅苦しくなく、もっとフレキシブルに座りたいなら、ベンチが効果的です。ベンチがあればよりリラックスした雰囲気を演出しながら、あちこちにこっそり余裕のスペースを確保することができます。Exeダイニングテーブル 長方形とベンチは、その好例です。
円形のダイニングテーブル
小さな円形ダイニングテーブルは、親密感を演出し、ちょっとしたビストロ気分を味わえます。また、テーブルの周辺が途切れなく、ぐるりと繋がっているため、セッティングの幅も広がります。一人当たり60cmのルールはそのまま適用されますが、端に余分なスペースを考慮する必要はありません。円形ダイニングテーブルは最も省スペースで、コンパクトなスペースでも使い勝手が良いのです。
円形ダイニングテーブルとスツールを組み合わせると、ゆったりとした素敵なスタイルになります。スツールは、チェアよりも設置面積が小さく設計されているため、スペースを節約するのにも役立ちます。このような配置は、軽食コーナーや庭のセッティングにぴったりです。
パピヨンの円形ダイニングテーブルとスツールは、中庭のダイニングエリアを明るく開放的に演出します。
オーバルのダイニングテーブル
楕円形のダイニングテーブルは、多くのベテランホストの大のお気に入りです。親密感と和やかさを演出し、すべての人を会話に誘います。円形のダイニングテーブルと同様、中心を向いて座ることができます。楕円形であれば、向かい合わせに座る人との距離が近くなり、会話も配膳も少し楽になります。角がないため、人数に少し余裕ができ、いざというときに椅子を追加できる自由度も生まれます。また、円周の隅々まで使えるため、スペースを最大限に活用でき、連続した座席プランを作ることができます。サイズに関しては、円形ダイニングテーブルと同じルールを適用し、1つのセッティングにつき60cmの幅を見積もることができます。
トムフォルクナーの楕円形のダイニングテーブルは、ペデスタルスタイルのものが殆どです。テーブルの端の脚に邪魔されて座席数が制限されることがないので、人数に合わせて席数を簡単に増やすことができ、使用可能な面積が広がります。
オーセンテリアのショールームには上のイラストと同じ190cm x 110cmサイズのダイニングテーブルの展示がございます。是非、実際のサイズ感を体感しにいらしてください。
以上の情報を目安に、あなたにぴったりのダイニングテーブルが見つかりますように!
オーセンテリアでは、ダイニングテーブル選びのご相談や、お客様にあった特注のオーダー(ビスポーク)も承っております。中でもトムフォルクナーのダイニングテーブルは天板のサイズは勿論のこと、テーブルの高さも1cm単位で調整が可能です。お気軽にお問合せください。
以前のブログで、オーバルダイニングテーブルの魅力について、セレブのダイニングルーム、また、テーブルに使用される大理石のお手入れ方法などについても書いています。
そちらの記事もぜひ合わせてご覧ください。
Text by Annabel Colterjohn